天然石 インフィニティ アトリエサロン の日記
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10月の誕生石 ローズクォーツ
2018.10.04
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【 英名 】 ローズクォーツ (Roze quartz)
【和名】紅石英 (べにせきえい)
透明度の高いものを「水晶」、低いものを「石英」と認識しており、
ローズクォーツは不透明なものや半透明なものが多く、
『紅石英』または『バラ石英』(色調がピンクのバラをイメージさせるため)
と呼ぶほうが正確なようです。
そして透明度の高いローズクォーツを『紅水晶』と呼ぶ傾向があるようです。
【 組成 】SiO2
【結晶系】六方晶系(三方晶系)
【へき開】なし
【モース硬度】7
【 比重 】 2.65
【産地】ブラジル、マダガスカル、モザンビーク、ナミビア、インドなどから産出します。
大量産出国はブラジルです。最高品質はマダガスカル産です。
【色】淡いピンク色。
ピンク色の発色は、内部に含有されたアルミニウムの他に
酸化チタンの結晶を含むためといわれています。
微細な結晶が分散しているため、透明なものは珍しく、
ほとんどは曇りがあったり、ひびが入っていたりしています。
内部に微小なルチル「金紅石」が含まれていることもあり、
また、その針状組織の発達した原石をカボション・カットした時には、
スター効果が見えていわゆる『スター・ローズ・クォーツ』となります。
【ローズクォーツの伝説・言いつたえ】
愛と美の女神アフロディーテに捧げられたバラ(ローズ)から
ローズクォーツの名が由来するとも言われています。
古代ローマやエジプトでは、この石を美しさの秘薬として活用したと伝えられています。
また、カメオやインタリオなどの装飾品や印章に彫刻され、
制約のある一途な愛を貫いた人に「激愛の戦士」の称号とともに贈られたといわれています。
【ローズクォーツのヒーリング効果】
内分泌の働きを良くして肌のはりをもたせ、しわを減らし、
また咳を抑える力もあると言われています。
(この効果は現代医学で証明されているわけではありません。)
【 浄化・お手入れ】
クラスターやセージ、水浴、月光、音叉での浄化もおススメします。
紫外線により色抜けしてしまうため、日光浴は避けてください。
【パワーストーンとしてのローズクォーツ】
ローズクォーツは10月の誕生石です。
慈愛、優しさ、和やかさを象徴する石とされています。
とても穏やかで優しい性質を持つ石で、持つ人を柔らかな波動で包み、
感情面での安定を促し、みずみずしい若さと健康を保つ力があると言われています。
自分自身がそこに存在することを愛しむ心を高め、
心やエネルギー的に抱え込んだネガティブな要素を、
一つずつ綺麗に洗い流していくことにより、
美しい生き方ができるよう助けてくれる石といえます。
誰が持ってもクセの無い、とても柔らかく、温かなエネルギーを持つ石です。
美意識を高めて女性らしく輝かせ、恋を呼び込むことから「恋愛成就」の石と言われています。
癒しのエネルギーにもあふれていますので、失恋したときにはふたたび新たな愛へと
向かわせるパワーを与えてくれます。
ヒーリング力を重要視するのであれば、発色のより明るいものを選ばれたほうが
ローズクォーツの特性が強く感じられます。
参考書物:宝石図鑑ジェムストーン百科全書 八川シズエ著
:天然石パワ―ストーン組み合わせバイブル 豊原匠志著